旅の予算

ヨーロッパの個人旅行で1日いくら必要なのか?

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ヨーロッパ個人旅行でかかったお金を項目ごとにまとめました。

行く国の物価を調べる

海外旅行では、現地の物価で必要なお金が変わってきます。

ヨーロッパのそれぞれの国の物価を見てみましょう。(統計は2015年のものです)

日本より物価がとても高い国

ノルウェー、スイス、デンマーク、アイスランド

日本より物価が高い国

イギリス

日本と同じくらいの国

フランス、オランダ、ベルギー、イタリア

日本より物価がやや低い国

ドイツ、オーストリア

日本より物価が低い国

スペイン、ポルトガル、ロシア、ギリシャ、エストニア、ラトビア、リトアニア、ベラルーシ、クロアチア、

日本より物価がとても低い国

ポーランド、チェコ、ウクライナ、ハンガリー、ルーマニア、セルビア、ブルガリア、トルコ、スロバキア、モンテネグロ、アルバニア、コソボ、モルドバ

ヨーロッパでも行く国によって物価が違うので、この記事で書いてある予算は、日本と同じ物価の国をまわる場合の予算としてお考え下さい。

旅で必要になる出費項目

ヨーロッパのお金

まず、旅でかかるお金は以下のものです。(現地でかかるもののみです。この他に航空券代やユーレイルパスを使うのであれば鉄道パス代が加算されます。)

  • 食費
  • 飲料水代
    (フランスでは水道水も飲むことができました。それ以外の国では飲料を購入していました。)
  • 宿泊費
  • 通信費(インターネットを利用する場合)
  • 移動交通費
  • 観光地の入場料
  • お土産代
  • (衣類の)洗濯代

ざっと上のものに分類されるかと思います。

あとは、長期の旅行だと季節が変わるごとに衣服を買ったり、持って行った備品が壊れたりしたときは買い替えたり、シャンプーや歯ブラシなど日用品を買ったりしないといけないかもしれませんね。

でも、それらは必要な時にだけ出ていくお金なので、基本的に毎日使うお金は上であげたものになるでしょう。

では、それぞれいくらぐらいかかるのか。具体的金額について説明します。

出費項目別の具体的金額

※日本円は、現在のレート(1ユーロ=130円)で計算しています。

1.食費について

朝食、昼食、夜食のそれぞれの目安

まず、食費ですが、パリでランチを食べようと思ったら相場は8ユーロ(1,040円)です。

日本食レストランもパリでは多くありますが、11ユーロくらいからで高くなります。

マックで食べても5~6ユーロくらい。(780円)

つまり何が言いたいかというと、ヨーロッパでレストランで食べようとして吉〇家のような300円でご飯が食べれるところはありません!

昼食は主に、サンドイッチやフルーツを買って3~5ユーロくらいで抑えていました。

夕飯はレストランで食べるなら最低15ユーロとお考え下さい。

旅ではだいたい1日当たり使えるお金を決めておかなければなりません。豪華に食べようと思うと予算オーバーになってしまうかもしれません。

飲料水代

飲み物はいつもコーラを飲んでいましたが、0.5~1ユーロくらいでした。

ヨーロッパの旅では、飲み物代もかかるのをお忘れなく!フランスでは、スパークリングワインがひと瓶(720ml)0.88ユーロとかで、500ccのコーラより安かったです。お酒飲める方はぜひ!

ヨーロッパ旅行で食費を抑えるためには

食費を安くするための方法については、こちらの記事でまとめてあります。↓

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2.宿泊費ついて

私たちはユースホステルを利用していました。

ユースホステルにはドミトリーという制度があり、大部屋(48人くらい)に見ず知らずの旅人が集まって泊まるという宿泊形態です。ほかにお客さんがいない場合は自分たちだけの部屋として利用できることもあります。(パリのような都市ではまず無理ですが、地方であれば個室になったということは結構ありました。これは運しだいです。)

バックパッカーは1人ないし2人旅の旅行客が多いので、それぞれが一部屋ずつ泊まるより安く泊まれるし、いろんな国の人たちと話せるのでそれを楽しみに利用する人も多いようです。

自分より長く現地にいる人も多いので、観光地の見どころや行き方などを教えてもらったり、スーパーの場所を聞いたり、情報交換もできます!新しい街で情報交換をする、RPGのようなワクワク感があります!

だいたい宿泊費は1日15~20ユーロ前後でした。(ドミトリー利用時)

日本から、予約サイトを使ってホテルを予約しても支払いは現地支払いが多いようです。

海外ホテル予約サイトの比較記事はこちらから↓

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3.通信費について

続いて、通信費についてですが、ユースホステルにはたいていパソコンが置いてあり、利用することができます。

利用料金は、多くのところが無料でした。(60分で12ユーロくらいのところもあったかな。)

またホテルには、無料Wi-Fiがついているところが多くあります。レストランやカフェでも、観光地では多くのところが無料Wi-Fiを提供してくれています。

パソコンやスマートフォンを持っていけば、現地のホテルではほとんど無料でインターネットが接続できます。

日本から海外Wi-Fiを契約して持っていけば、観光地で迷ったときなどにグーグルマップを使うこともできますね。

4.移動交通費について

移動交通費

移動交通費は、私たちはユーレイルパスを使用していたので、地下鉄、市電、バス、予約料(手数料)、寝台車のみ現地でかかりました。

地下鉄、市電、バスは、1回1ユーロくらい。予約料(手数料)は、国によって違いますが、イタリアでは毎回15ユーロ取られてました・・・。

ヨーロッパ個人旅行で、移動交通費を安くする方法はこちらの記事にまとめてあります。

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また、鉄道パスを使わなくても、ヨーロッパの鉄道は早割を使うことで移動交通費がぐっと安くなります!

こちらの記事で比較していますので、どうぞ参考にしてください。

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5.お土産代について

私たちは、観光地でポストカードや観光地の情報が載った本を購入していました。

お土産代に関しては、旅人さんによるところが大きいかと思います。

観光地では観光地の情報が詳しく載った本が基本的に販売されていて、日本語版も置いてあるところが多いですよ。

日本では買えませんし、デザインもかわいく、行った旅先を忘れることのない旅のお土産になるので、おススメです!

ポストカードであれば1枚1ユーロから、本は、3ユーロ~10ユーロほどでした。

6.観光費について

観光地の入場料

観光費は、かかるところでは10ユーロ以上かかるところもあります。

ヴェルサイユ宮殿では10ユーロ。ルーブル美術館は9ユーロ。エッフェル塔は11.5ユーロ。コロッセオでは11ユーロ。ノイシュバンシュタイン城では9ユーロ

※2007年当時の金額で、今は軒並み観光地の入場料が高くなっています。ヨーロッパの観光地では26歳以下であると割引がきくところが多いので、割引料金をうまく活用しましょう。学生料金で安く入れる観光地もありますが、学生の定義が場所によってまちまちで、ヨーロッパの学校に通っている学生でないと適用されないケースもありますので、要確認です。)

大聖堂や鐘楼でも入場料がかかります。

オーディオガイド

そして、お金はかかってしまうものの観光地の案内でおススメなのがオーディオガイドです。

ひとつの観光地につき610ユーロくらいかかります。オーディオガイドは、ほとんどの観光地で日本語にも対応していました。

古代ローマの遺跡などオーディオガイドを聞きながら見るとかなり楽しいですよ!コロッセオでは、当時の情景が目に浮かぶかのような臨場感のあふれる見学ができました。ツアーガイドがいない個人旅行では必須アイテムです!

7.洗濯代について

私たちは自分たちで洗って干していたので、洗濯代はかかりませんでした。

コインランドリーを使うと1回に6ユーロほどだったと思います。

1日いくら必要なのかの結論

これらを合計すると、

宿泊費 20ユーロ(朝食込)
食費 昼5ユーロ
食費 夜15ユーロ
観光費 10ユーロ
移動交通費5ユーロ
お土産代5ユーロ
(通信費、洗濯代はほぼ0とします。)
----------
合計 60ユーロ

日本円では、60×130=7,800円です。

これが目安としての金額です。

予算は1日8,000円で組むといい

ヨーロッパでは、1日8,000円で予算を組むといいと思います。

しかし、実際はそこまでかかりませんでした。(おそらく6,000円ほどでした。)

しかし、ギリギリに予算を組むのはおすすめできません。1日8,000円で少し余裕のある旅が良いと思います。

私たちの旅は、ユースホステルのドミトリー、食事そこそこ、ユーレイルパス、観光はたっぷりだったので、ここから外れる場合は、予算を減らしたり追加したりする必要があります。

特にホテルは1泊1万する場所に泊まるとなると予算は倍くらい必要になると考えなければなりません。

ご自身の旅に合わせて計算してくださいね。

最後に

予算をうまく使うためには、自分の中で優先順位を決めるといいと思います。食べ物にお金をかけるのかホテルにお金をかけるのか。限られた予算の中で一番満足する方法を選択してみてください。

ヨーロッパの旅は、節約旅だったので、いつか豪華な旅行に行ってみたいものです。

宝くじが当たれば・・・!

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