フランス、ロワール地方には数々の古城が今も美しい姿で残っています。
フランス王や芸術家が魅了されたロワールの魅力や古城を紹介します。
目次
ロワール地方
フランス中部ロワール川の流域には、中世期につくられた要塞や古城、貴族の邸宅やお屋敷など現在も多くの歴史的建造物が残っています。
あのレオナルド・ダ・ヴィンチもロワール地方の景観に魅了され、晩年はこの地で暮らしました。
そしてこの魅力的なロワール地方。現在は、ユネスコの広大な世界遺産として登録されています。フランスで一番大きい世界遺産です!
生きた文化的風景が広がるこのロワール地方は、現代では、古城めぐりの場所として多くの人が訪れています。
このブログに訪れてくれる人は、それだけでわくわくする場所ではないでしょうか。そんな魅力的なロワール地方の数々の古城や歴史的建造物が残る街を紹介していきたいと思います!
ロワール地方の有名な古城
1.ナントのブルターニュ大公城
Château des Ducs de Bretagne
4 Place Marc Elder, 44000 Nante
15世紀に最後のブルターニュ公が居城にしていました。現在は、ナントの歴史博物館が入っています。
白亜の美しい城で私たちがイメージするお城に近いです。
古城は、老朽化などの影響で見学スペースが限られていることが多いですが、このお城は、15年に及ぶ大々的な改装工事を経て、現在は城の内部すべてにおいて見学が可能です!!!内部だけでなく、中庭、城を囲む城壁の一周、お堀なども見学できますよ~!
2.アンジェ城
Château d'Angers
2 Promenade du Bout du Monde, 49100 Angers
メーヌ川を見下ろすようにいかつくどっしりとそびえたっています。私たちが想像する優美なお城からはかけ離れた姿で、17の円塔を周囲に配した軍事的なお城です。
建物内には、フランスに現存するものでは最古といわれる、ヨハネの黙示録が描かれたタペストリー(「黙示録のタピスリー」)をはじめ王のコレクションを見ることができます。
3.ソミュール城
Château de Saumur
Rue des Remparts, 49400 Saumur
ロワールを見下ろす高台に堂々と聳えるソミュール城は、11世紀末に元はノルマン人の略奪に対する強固な要塞として建てられました。
1067年に一度破壊された後、12世紀後半にイングランド王ヘンリー2世によって再建されました。現在は、市立博物館として利用されています。
4.フォントヴロー修道院
L'abbaye de Fontevraud
49590 Fontevraud l’Abbaye
ヨーロッパで最大の修道院都市フォンテヴロー=ラベイにあります。
19世紀初頭、ナポレオンが刑務所として使ったおかげで、修道院は破壊から逃れることができました。建物内に新たに設置された仕切り壁が、刑務所として使用した名残として今も残っています。
そして、今は中にホテルやレストランが入り、宿泊することもできます!古城ホテルとはまた違ったロワールの文化体験ができますよ♪
5.シノン城
Château de Chinon
37500 Chinon
王家の要塞といわれるシノン城。城は台地の高い位置にあり、巨大な城は町全体を見下ろしています。
ジャンヌ・ダルクがシャルル7世と謁見した場所です。ジャンヌ・ダルクにまつわる観光地としてロワールのツアーに入っていることも多いです。