日本では、100円のものを買うときに1万円札を出してもお釣りが出てくるのが当たり前です。
もちろん、それでも一言「大きくてすみません」と声をかけるのがマナーですが。
それでは、ヨーロッパではどうなのでしょうか。現金を使うときのマナーについて紹介します。
スーパーでの高額紙幣の利用はマナー違反
フランスのスーパーで買い物をしようとしたとき、空港でトラベラーズチェックからユーロに換金した直後だったため、高額のユーロ紙幣を持っていました。
そして100ユーロ札で支払いをしようとしたところ、レジのお姉さんから何かを言われました。
私が「?」のリアクションをしているとレジに並んでいるほかの人からも一斉に!!
「??????????????????」
向こうはフランス語なので具体的にどんなことを言われたかはわかりませんが、要するにもっと細かいお金はないのか、ということが言いたかったようです。
日本では、高額紙幣を使ってもお釣りが返ってきますが、ヨーロッパでは違うようです。
それ以来、スーパーやレストランで高額紙幣を使ったことはありません。
犯罪防止のため高額のお釣りを用意していない
その理由としては、強盗などの被害に遭ったときに、被害額を小さくするため、お釣りのお金自体をレジにあまり用意していないことが挙げられます。お釣りを出そうと思っても出せないのですね。
スーパーやレストランでは紙幣でも10ユーロ札や20ユーロ札を使うとよいでしょう。
高額紙幣を崩すときはホテルで
では、持っている高額紙幣はどこで使えばいいのか?一番はホテルで利用することです。
ホテルでの支払いは何泊かすると50ユーロを簡単に超えます。一番大きな額の買い物と言っても過言ではありません。
200ユーロ札でも受け取ってもらえることがほとんどでした。
用意するのは小額紙幣にする
そもそも用意する紙幣を小額紙幣で準備するのが一番です。管理するのはやや大変になりますが、確実です。
できれば20ユーロ紙幣以下で用意するのが良いと思いますが、50ユーロ札であればホテルでも利用する機会はたくさんあります。
2000ユーロを現金で持っていくなら、50ユーロ札を10枚、20ユーロ札、10ユーロ札をそれぞれ50枚用意するといった具合です。
小銭は常に持ち歩く
バスや市電などは1ユーロなどのコインでの支払いです。両替がない場合もあります。
コインしか使えない場合もありますので、常に小銭を切らさないように持ち歩くほうが良いでしょう。
特に1ユーロコインは自販機などによく使いました。
最後に
日本では当たり前だと思っていると、それが海外でも通用すると自然と思ってしまっています。
事前に知識を備えておけば、現地に行って慌てることもなくて済みますね。