誰もが一度は憧れる、世界一周!
この記事を読んでくださっているあなたも妄想くらい1回はしたことがあるんじゃないでしょうか?
私たちがヨーロッパ個人旅行に行くきっかけになった本、『WORLD JOURNEY (著:高橋歩)』 にも多くの世界一周した人の体験談が載っていました。
こんなに多くの人が行ってるんだったら、意外と世界一周って簡単なんじゃない?と当時の私は大いなる影響を受けました。
そして、世界一周をする人たちが使っている『世界一周旅行券』という存在を知ることになるのです。
今回はこの『世界一周旅行券』はどういったものなのか、というお話です。
目次
世界一周旅行券とは?
世界一周旅行券というのは、文字通り世界一周するための航空チケットです。
世界一周旅行をするときは、1度だけでなく何度も、場合によっては10回を超えて飛行機を利用することになります。
そのたびに航空チケットを取っていたらかなりの出費になります。手続きも大変ですよね。
そこで便利なのが、世界一周旅行券です。
チケットの種類もいろいろありますが、例えば、ワンワールドは合計16回飛行機に乗って移動することができます。(※ただし利用制限があります)
使用期間は1年間なので、1年以内であればこのチケットを使って世界をぐるっと周ることができるわけです。
世界一周の定義
世界一周とは、
太平洋と大西洋を各々1回のみ渡って出発地に戻ること。
と定義されています。世界を一周というより地球を一周するイメージですね。
原則的には地球を右回り、左回りのように一方方向にのみ進み、逆戻りすることはできません。
世界中どこにでも行けるのか
厳密にいうと「NO」です。
世界一周航空券には主に3種類あり、それぞれに参加している航空会社の就航便のあるところにしか行くことが出来ない。
当たり前ですよね。個人でチケットを手配するよりやはり自由度は劣るということです。
行きたい場所が、世界一周旅行券を使っていけるのかどうかをあらかじめ調べておく必要があります。
チケットの種類
名称 | 特徴 | 種類 |
ワンワールド | 大陸制の世界一周航空券。 |
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グローバルエクスプローラー | ワンワールド系列航空会社+α のマイル制・世界一周航空券。 |
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スターアライアンス | マイル制の世界一周航空券。 |
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ラウンドザワールド | マイル制の世界一周航空券。 |
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スカイチーム | マイル制の世界一周航空券。 |
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気になるお値段は?
チケットの種類によりますが、ワンワールドで3大陸、エコノミークラスですと、
335,000円です。どうですか?意外と安くないですか?
3大陸には日本も含まれているので、【アジア】-【ヨーロッパ】-【北米】-【アジア】のコースのみですが、これでもかなりの国を周ることができます。
<ワンワールド 3大陸のチケットで行ける国一例>
メリット
価格が安い
なんといっても価格が安いことです。
また、普通、航空チケットというのはオンシーズン、オフシーズンで値段が変わります。世界一周旅行券は、通年で価格が一緒です。
いつ旅に出かけても大丈夫ですね!
料金が一定
それぞれのチケットで決まった回数以内では値段が一緒なので、フライト数が多いとお得になります。制限以内であればフライト数を気にせずに旅行できるのがいいですね。
チケットの管理が楽
チケットがワンセットとなっているため、余計な書類を持っていく必要がありません。
デメリット
自由度が低い
世界一周旅行券のルールにのっとってルートが決まります。チケットによってはほとんどルートが決まっている場合もあります。
それが自分の行きたい旅とマッチしていれば何の問題もありません。
あらかじめプランニングをしっかりする必要がある
以前はオープン発券もできたようですが、2008年6月からの完全Eチケット化により、
現在は、全ルートの搭乗便・日付を決めて、発券する事が一般的になっております。
とのことですので、
いついつにどの都市に行くのか、という旅の計画をあらかじめ念密にする必要があります。
ルートの変更には手数料がかかる
もし旅の途中でルートの変更をする必要が出てきた場合、変更はできますが手数料がかかります。
最後に
『世界一周旅行券』という響きだけでも素敵ですね。世界一周することが前提になっているこの名前。
物事には需要があるから供給があるわけで。
世界一周をする人がいなければこういった商品は生まれないわけですよ。
それだけ世界一周をする人が世の中に入るということですね。素晴らしいです!
いつか、このチケットを使って世界一周をする!という妄想が膨らみます。