ブリュッセルから列車で約30分。
ベルギーでは、ブリュッセル、アントワープについで大きな都市であるゲント(ヘント)。
今回は、ゲント(ヘント)の魅力について紹介します。
目次
近代産業都市ゲント(ヘント)
中世後期には当時のパリにも匹敵する人口を持つほど発展していたそうです。
いまでもその名残がうかがえる大きな都市です。
ファンタジー色の強い宝石箱のような街並み
近代産業都市と聞くと近代的なビルが建っているようなイメージを持たれるかもしれませんが、実際のヘントの街並みはとてもかわいらしいです。
お菓子でできているのではないかというくらいかわいらしいフォルムとかわいらしい色合いの建物が立ち並んでいます。
街には多くの世界遺産がある
ゲント(ヘント)を代表する三つの建物
ファンタジックな街並みにひときわ目立つ3つの塔が立ち並んでいます。
それがゲント(ヘント)を代表する「鐘楼」「聖バーフ大聖堂」「聖ニコラス教会」の3つの塔です。
1.鐘楼 Belfort Gent
時計台がある美しい建物は鐘楼です。この塔の頂上には黄金の竜がいて、街を守っているそうです。
塔のてっぺんにドラゴンがいるなんてますますファンタジックですね!
鐘楼からはニコラス教会全体を見ることができます。
2.聖バーフ大聖堂 Sint Baafskathedraal
天井がとても高くヨーロッパに数多くある教会の中でも格別な存在感を放ちます。もともとが小さな区教会だったとは思えないほど、現在は巨大で優美な建物です。
はめ込まれたステンドグラスはどれも特別な美しさです。
「ベルギーの七大秘宝」の一つと言われるヤン・ファン・アイクの描いた有名な祭壇画「神秘の子羊」があります。(有料)※上の写真はレプリカです。
地下聖堂も無料で拝観できます。地下部分がかなり大きく作られており、フレスコ画や教会の宝物などを見ることができます。
3.聖ニコラス教会 St. Niklaaskerk
重厚な石造りの教会です。教会というより、聖堂に近いつくりをしています。
外観からは13世紀からの長い歴史を感じることができます。
内装は外観とは裏腹に優美なつくりになっています。
4.コーレンレイ Korenlei とグラスレイ Graslei と呼ばれる川岸
川岸を挟んで両岸に広がる美しい町並みもゲント(ヘント)を象徴する風景の1つです。
西岸がコーレンレイ、東岸がグラスレイと呼ばれています。
5.旧郵便局 Oud Postkantoor
この美しい建物はもともと郵便局だったそうです。言われなければとても郵便局だとは思えませんよね。
今はショッピングモールとして使われています。
6.フランドル伯の城 Gravensteene
RPGに出てきそうな外観のお城です。窓が少なく、階段部分などは特に薄暗くなっていて、お城といっても優美さのない石造りの重々しい雰囲気が漂っています。
観光用に手が加えられていないため危ないと感じる部分もありますが、当時の雰囲気をそのまま楽しむことができます。
堅固なつくりは、防御のことを考えて作られたということがよく分かりますね。
中は博物館のようになっていて、拷問道具が展示されています。
7.ヘントタウンホール(市庁舎) Stadhuis
建築様式の異なる 2 つの別の建物からなっており、どの側面を見るかによって全く違った建物に見えてきます。
内部を見学したい場合は、ウォーキングツアーに参加する必要があります。観光案内所で申し込みができます。
8.聖ミカエル橋 St Michael's Bridge
夜のライトアップは必見。光が運河に反射して美しさが際立ちます。
橋の上からは、聖バーフ大聖堂と聖ミカエル教会が並んだ写真を撮ることができます。
フォトジェニックな場所で、観光客であふれています。
ゲントに来たらぜひ、ここで写真を撮りましょう。
最後に
街を歩けばどの建物も写真に収めたくなるくらい、美しい街です!
夕方の街並みは絵画に匹敵する美しさ。