海外旅行で一番よく聞くトラブル話といえば、『スリ』ではないでしょうか?
ヨーロッパは安全でしょうか?いえ、ヨーロッパといえどもスリは頻繁に起こっています。
特に日本人はその服装や振る舞いからスリからターゲットにされやすいと言われていて、私たちも実際にスリに遭いました。
今回は、スリに遭った時とその対処法についてお話します。
目次
ベルギーでスリに遭遇
私たちがスリに遭ったのは、フランスからベルギーに入ったときです。
ベルギーにはアントワープという都市があり、鉄道駅のアントワープ中央駅はとてもきれいで大きい駅です。(どうやら4階建てらしい)
駅の中にはエスカレータを使って階を移動することができるのですが、このエスカレータでスリに遭いました。
歩いているときは人は上下に動くので鞄も上下に揺れています。この状態で鞄を開けようとするのは難しいです。
エスカレータは乗っている間は止まっていますよね。鞄が開けやすい状態です。
子どものグループで一人が自分の前に立ち、一人が自分の横に立ち、エスカレータを歩けない状態にさせられました。
横に立っている子が外国語(英語ではない)で話しかけてきます。相手は子ども(6~7歳くらい?)なので完全に油断していました。
話に気をとられている間に後ろの子が鞄のファスナーを開けて、荷物を取り出していました。
被害はなし
私たちはしっかりとスリの対策をしていたので、スリには逢ったものの取られたものはありませんでした。
スリの子どもたちは残念そうに首を横に振っていました。
スリへの対策
スリは向こうからやってきますので、スリに逢わないというのは難しいです。目を光らせていても相手は巧妙にこっちの隙をついて持ち物を奪っていきます。
スリへの対策は、遭うことを想定して持ち物を取られないようにすることが大事になってきます。
トラベラーズチェック、現金、パスポートなどの貴重品はシークレットウエストポーチに入れる
貴重品は肌身離さず持ち歩きましょう。
旅のアイテムで「シークレットウエストポーチ」という服の中に付けることができる貴重品入れが売っています。
相手から貴重品がどこにあるか分からない、また分かったとしても簡単には盗めなくなります。
ファスナーには南京錠をつける
鞄のファスナーには南京錠を付け、他の人が開けれないようにしましょう。
なので鞄を選ぶときは南京錠がつけれるようにファスナーの金具が二つあるものを選びましょう。
鍵のかけれない鞄のポケットには大事なものは入れない
鞄の外側にあるポケットは出し入れが簡単で非常に便利ですが、ファスナーがついていても鍵をかけれない場合はココには大事なものを入れるのはやめましょう。
折りたためる地図やメモ用紙、ハンカチなどを入れておくのがいいでしょう。
危機意識を持つ
一番大事なのは、「もしかして自分が被害に遭うかもしれない」という危機意識をしっかりと持つことです。
スリは事前に備えておけばほとんど防ぐことができます。
備えておけば被害が出ないのに、備えておかないと被害が大きいのもスリです。
最後に
旅行慣れをしてきたくらいに「自分は大丈夫大丈夫」と思って何も対策しない人がいますが、こういう人こそが格好のターゲットになります。
旅の間では気が緩むこともありますが、トラブルに遭ってからでは取り戻せないものもあります。
トラベラーズチェックや現金、パスポートについては、再発行ができたり、戻らなくてもまた稼げばいいとあきらめがつきますが、例えば旅行中に撮った写真はどうですか?
もう二度と同じ写真を撮ることはできません。一大決心してきた旅行。そう簡単に何度も行けるわけでもありません。
思い出がたくさん詰まった写真データ・・・戻らなくて後悔しませんか?
後悔しないよう、旅の間中、危機意識はしっかりと日本に帰るまで持ち続けましょう。
★こちらの記事もおすすめです★
>>旅のトラブル体験談 ストライキ編
>>旅のトラブル体験談 カメラ故障編