切り立った崖に立つカラフルな家々。
眼下の海は紺碧色をしており、訪れる人を魅了してやみません。
「世界一美しい海岸」と謳われるアマルフィ海岸の見どころを紹介します。
目次
1.アマルフィ大聖堂 Cattedrale di Sant'Andrea/Duomo di Amalfi
さまざまな様式が調和した大聖堂
アマルフィ大聖堂の特徴は、交易のあったビザンチン、イスラムの文化が融合し、様々な様式が複雑に調和してできた珍しい建築物です。
建物の中はアラブ装飾が施された壁面、熱帯植物が植えられた中庭などエキゾチックなつくりが見られます。
今まで見てきた大聖堂や教会とは違って異国情緒が漂うつくりですが、これはこれで神秘的で美しい。
町の守護聖人 聖アンドレアの伝説
キリストの12人の使徒のうち最初に弟子となった聖アンドレア。ギリシャからロシアにかけて広くキリスト教を布教し、最後はギリシャのパトラ(イタリアバーリと船で行き来できる都市)で磔刑にされました。
パトラにある聖アンドレア教会に聖アンドレアが磔にされた際に使われた木製のX字の十字架が保管されています。
大聖堂内にも聖アンドレアの磔刑をモチーフとした祭壇画や、祭壇飾りが多く見られます。
今のなおみられる奇跡
聖アンドレアの遺体はパトラからコンスタンティノープルに運ばれ、その後、遺体の一部がアマルフィに運ばれ、大聖堂内の地下礼拝堂に置かれました。
聖アンドレアの祭日の前日には、遺体の保管されている棺の上のクリスタルの瓶に「マンナ」と言われる液体がたまるという奇跡を起こし続けているのだそうです。
2.天国の回廊と呼ばれる回廊
中庭に面した回廊は、『天国の回廊」と呼ばれています。
イスラム文化の影響を強く感じるデザインで、白い柱廊に中庭の緑が映えます。
上流階級市民のための墓地として作られたそうです。
3.クリプタ(地下礼拝堂)
地下に入ると様々色の大理石で装飾された天井や柱などの室内装飾の美しさに圧倒されます。
ただただ、豪華絢爛。圧倒される美しさです。
町の守護聖人 聖アンドレアが眠っています。
4.夕刻の金色に染まるファザード
夕暮れの時間には、金色のファサードが夕日の光で輝き、他にはない美しさを放ちます。
5.聖アンドレアの泉
泉の中央の聖アンドレアの像は、X字型の十字架を背負っていますね。このX字型の十字架は彼のシンボルとされています。
6.アマルフィの海
海水浴シーズンは7月から8月です。多くの観光客でにぎわいます。
写真を取ったり、散策を楽しむのなら4月から6月がベストシーズンです。
7.アマルフィの夜景
夕暮れから夜にかけては言葉にできないほどの絶景となります。
8.ポジターノ Positano
アマルフィ海岸でもっとも有名な町がポジターノです。
この写真もパンフレットや雑誌などでよく使われていますね。
ポジターノはいわゆる高級リゾート地。美しいエメラルドグリーンのティレニア海、地中海の美しい白い街並み、優雅にバカンスを過ごす人が集まります。
9.ラヴェッロ Ravello
くつろぎたい人向けの穴場スポット。特に午前中に行くと人が少なめなので、写真撮影にもってこいです!
地中海の眺めが最高です。
最後に
旅に求めるもの、非現実、絶景、癒し、などすべてが揃った場所、アマルフィ。
朝も昼も夜も違った絶景が見られるから、のんびりもしていられないかも!?
アイキャッチ画像 Photo by Ben & Gab - Amalfi-1906