ドイツの街道といえば、一番有名なのはローテンブルク含むロマンチック街道です。
第二に有名なのは、この「メルヘン街道」ではないでしょうか。
目次
メルヘン街道とは
ドイツ中部の街ハーナウから北部の都市ブレーメンを経てブレーマーハーフェンまでを結ぶドイツの観光街道(参照:wikipedia-ドイツメルヘン街道)
で、全長約600km、70都市にもなる長い街道です。
この都市をすべて観光しようと思っても、そんなツアーはありませんし、個人旅行でも長い時間がかかります。
そこで、グリム兄弟にちなんだメルヘン街道のハイライトを9選ピックアップしました!
1.ハーナウ Hanau
グリム兄弟の生誕の地。ドイツ・メルヘン街道の起点でもあります。
市庁舎前にはグリム兄弟の銅像が立っています。何やら険しい表情ですね。ストーリーを練っているところでしょうか?
グリム兄弟の資料や遺品が見学できるフィリップスル-エ城 Schloss Philippsruhe は必見!
当時の紙芝居や絵本から出てきたような館内の展示はとてもかわいらしいです!紙芝居の精密さに驚きを隠せません。
2.シュタイナウ Steinau
古からの木組みの家々がそのまま残り、おとぎの世界そのもの街並みを楽しむことができます。
シュタイナウ城にあるグリム記念博物館は、小スペースながらかわいらしく展示がされており、グリム兄弟の愛を感じます。見る価値ありです!
また、実際にグリム兄弟が住んでいた家があり、博物館として公開されています。
3.カッセル Kassel
グリム兄弟が18世紀の終わり頃住んでいた街です。現在は、整備された近代的な街が広がっています。
カッセルにあるグリム兄弟の博物館は、メルヘン街道の中でも最高水準のもの!
4.マールブルク Marburg
グリム兄弟が通った大学の街です。
市内はどこを歩いてもかわいらしい雰囲気です。グリム兄弟関係なく、観光するだけでも楽しい!
小高い丘の上にはマールブルク城が立っています。
市内のいたるところにグリム童話関連のモチーフがあり、探しながら市街を探索するのも楽しそう!
5.ハン・ミュンデン Hann. Münden
木組みの街並みはまさにメルヘン!
ハン・ミュンデンの街は、ドイツの「牧歌的な美しい町」コンクールで1位に選ばれたこともあるそうです。
私的にオススメなのが、市庁舎です!可愛すぎませんか!!!!
路地裏も素敵です!
建物がまっすぐ立っていなくって本当に絵本から飛びだしてきたのではないのか?と目を疑います。
日本ではあまり知られていない街ですなのが残念でなりません。
この美しい街からは、おとぎ話も生まれる理由もわかりますね。
6.ホーフガイスマー Hofgeismar
小高い丘の上に、いばら姫の舞台とされるザバブルク城 Dornroschenschloss Sababurg があります。
そして、この城・・・なんと宿泊ができます!
料金は160ユーロからとそこそこお高いですが、いばら姫の城に宿泊して気分を味わってみるのもいいかも!?
7.ハーメルン Hameln
言わずと知れた、「ハーメルンの笛吹き男」の舞台の街。童話だけでなく、この伝説は史実に元ずくものだそう。ハーメルン博物館もあります。
この街にもいたるところにネズミの像や、ネズミのおもちゃ、笛吹き男の銅像などなど「ハーメルンの笛吹き男」に関するモチーフやお土産をたくさん見ることができます!
マルクト教会には笛吹き男のステンドグラスも飾られています。ステンドグラスの笛吹き男は涙を流しているかのように見えます。
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【ドイツ】実話「ハーメルンの笛吹き男」で子供がいなくなった理由は・・・
グリム兄弟が作ったグリム童話にある「ハーメルンの笛吹き男」。 これは、ただの童話ではなく1284年に実際に遭った130人の子どもの失踪事件をもとにつくられているそうです。では、実際に遭った失踪事件とは ...
8.アルスフェルト Alsfeld
アルスフェルトも木組みの家が残るかわいらしい街です。
カエルの王子様が出迎えてくれるメルヘンハウスがあります。
また、赤ずきんちゃんに関連した観光スポットもあります。
9.ブレーメン Bremen
「『ブレーメンの音楽隊」で有名な街。
市内のマルクト広場には楽隊像があります。
コーヒー商人として成功したロゼリウスが、中世の街並みを再現しようと私財を投じてつくったベトヒャー通り Böttcherstr. は、レンガ造りの建物が立ち並ぶ一角。メルヘン感いっぱいです!
最後に
メルヘン街道は木組みの家が並ぶ街が多く、牧歌的な街並みを楽しむことができます。
それぞれの街には他にも見どころがたくさんありますので、気になる方は調べてみてくださいね。