日本とヨーロッパでは、言語や人種、宗教など違うところがたくさんあります。
そして、意外と困るのが、”水道水”の違いです。水は日常的に使うものです。この違いがじわじわと旅人を襲ってきますよ。
ヨーロッパと日本の水の違い
ヨーロッパの水は硬水で、日本の水は軟水に分類されます。
硬水とは、ミネラル(カルシウムとマグネシウム)が多く含まれる硬度が高い水のこと。
WHO基準では120mg/Lを境として、それよりも硬度が高い水を「硬水」、それよりも低い水を「軟水」と定義しています。
日本の水道水の硬度は平均50~60程度です。
では、ヨーロッパ主要都市ではどうでしょうか。
イギリス | ロンドン | 220 |
ドイツ | ミュンヘン | 300 |
フランス | パリ | 280 |
イタリア | ミラノ | 270 |
スペイン | マドリッド | 25 |
硬水の中でも180mg/L以上は、非常な硬水に分類され、ヨーロッパの主要都市の水はこの「非常な硬水」にあたります。
硬水では石鹸が泡立たない
硬水に含まれるカルシウムイオンとマグネシウムイオンが化学反応を起こし、
2・RCOO- + Ca2+ → Ca(RCOO)2
石鹸 カルシウム 石鹸カス
このように石鹸カスを作ってしまいます。
この石鹸カスは洗浄力はありません。石鹸は硬水では石鹸カスに変わることで洗浄力が落ちてしまい、石鹸が泡立たなくなるのです。
そして、この石鹸カスが残ると、皮膚を刺激し、皮膚が荒れたり髪がキシキシ・ごわごわになる厄介な存在なのです。
硬水の地域で日本のシャンプーを使うと、洗う力が弱まるだけでなく、かえって皮膚や髪が痛む原因になってしまうんですね。
これを知らずに日本のシャンプーを使い続けると、旅の間中、どんどん髪の毛を痛めつづけることに!
硬水対応シャンプーを持っていこう
じゃあ、ヨーロッパに行くと髪がゴワゴワになるのは避けられない!?
いえいえ、心配はいりません。
そんな問題を解決するためのベストアイテムがこちら、硬水地域でもサラサラへアーになるシャンプーです!
ドイツを代表するオーガニックブコスメブランド「ロゴナ(LOGONA)」から出ているシャンプーとトリートメント。硬水のドイツで生まれたシャンプーなので硬水との相性抜群!
ヨーロッパ旅行中に肌が荒れてしまった、髪がゴワゴワしてしまうという問題を一挙解決してくれるアイテムです!
これを使うと旅行中もサラサラへアーに!
まとめ
硬水地域では、日本のシャンプーが使えないというのは、知らない方も多いのではないかと思います。
私の場合は、途中でシャンプーを無くしてしまったので、旅の途中で知り合ったお姉さんにシャンプーを譲っていただきました。
それから快適サラサラライフでしたよ!
シャンプーは上のものがオススメですが、他にも硬水で泡立つシャンプーはたくさんありますので、探してみてくださいね。