格安ツアー会社が増えるとともに、口コミで上位にある旅行会社であっても倒産したり、トラブルがあった時に対応してもらえなかったりするなどの被害が増えています。
被害に遭わないためにはどういったことに気を付けて旅行会社を選べばいいのでしょうか?
目次
1.旅行業の登録を受けた正規の旅行会社かどうかをチェックする
旅行会社や旅行代理店といった業種を営むためには、旅行業法に基づいた旅行業の登録を受ける必要があります。
かならず、旅行会社が旅行業の登録を受けているか、登録番号(観光庁長官登録旅行業第○○○号など)を確認した上で、旅行の申し込みを行って下さい。
こちらから旅行業登録票のサンプルを確認できます。
⇒旅行の申し込みの際は、利用される旅行会社が旅行業の登録を受けていることの確認を忘れずに!(国土交通省 観光庁)
2.危険なツアー会社情報を事前にチェックする
国土交通省 官公庁のサイトで、旅行業の登録をせずに営業をしている無登録業者の情報を掲載し、注意喚起を呼び掛けています。
登録していないのに、さも登録しているかのようにHPに記載している業者もいるようです。悪質な業者の可能性が高いので注意が必要です。
こちらのサイトから業者名が分かりますので、申し込み前にチェックしておきましょう。
⇒旅行業・宿泊業関係情報(旅行業者ネガティブ情報含む)
3.JATA(日本旅行業協会)の正会員「ボンド保証会員」であるかどうか確認する
旅行会社は、倒産や営業停止になった場合に、すでに支払われた旅行代金を弁済できるようにするために一定金額をあらかじめ預けておくことが義務付けられています。これを、弁済業務保証制度といいます。
「ボンド保証制度」に加入している旅行会社の場合、もしものときには
法律で定められた弁済限度額(弁済業務保証制度)+ボンド保証制度からの補償金(ボンド保証制度)が上乗せされた金額
が支払われ、消費者はより手厚い保証を受けることができるため、安心です。
「ボンド保証制度」に加入している旅行会社は、「ボンド保証会員」マークを店頭に掲示し、パンフレットや広告にも「ボンド保証会員」である旨の表示があります。
詳しくはこちらから
⇒JATAボンド保証制度のご案内(一般社団法人 日本旅行業協会)
4.旅行業公正取引協議会の会員であるかどうか確認する
ツアーのパンフレットや広告の内容が正しいかどうか、第三者機関に確認してもらっているかどうかが分かります。
旅行業公正取引協議会の会員のマークがあれば内容を信用できる証です。
こちらからマークなどを確認できます。
⇒旅行業公正取引協議会
最後に
被害に遭わないためには事前に信用できる会社かどうかをご自身で調べる必要があります。
旅行会社は旅行に行く上でのパートナー。
信頼できるパートナーを見つけてくださいね。